会長挨拶

会長　西本達哉（にしもと　たつや）

　会員の先生方におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。平素は会務運営に格段のご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

　去る６月20日に定時総会が開催され、令和５年度事業報告、収支決算報告もご承認いただき、私が会長に就任してから早や３期６年目、現執行部による２年目の体制に入りました。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

　４月には新任学校歯科医研修会が開催されましたが、今回は２９名もの多くの先生が就任され、大阪市の学校歯科保健について研修していただきました。６月27日には日学歯の基礎研修もＷＥＢで開催されほとんどの新任学校歯科医の先生には受講していただきありがとうございました。日学歯は昨今会員数の減少という大きな問題を抱え、会員増に真剣に取り組んでおられます。市学歯の学校歯科医は必ず日学歯の会員であることを定款にも記載しており、学校歯科保健のスタンダードともいえる基礎研修を全員受けていただいているのは改めて素晴らしいことと思います。

　年間活動報告書はインターネットによる回答になり４回目を迎えました。令和５年度は全員の先生から回答をいただき、回答率１００％を達成しました。特に理事が在籍している支部では支部長と連携し、会員の先生への声掛けをしていただきました。回答の集計や生の声をこれからの活動に生かしていきたいと考えています。

　ある市会議員の声から発せられた、昼食後の歯みがきについて５月29日付けで大阪市教育委員会から全学校園に依頼文が出されました。色々な問題がありますが、１つでも多くの学校園で昼食後の歯みがきが実施されていくことを願ってやみません。日学歯の代議員会でも事前質問で私から何がポイントかを聞いてみました。その回答は「歯・口の健康を通して規則正しい生活習慣を身に付ける観点からも、学校での昼食後の歯みがき実施は児童生徒の生きる力につながるところをポイントとして進めていただきたい」ということでした。それぞれの学校園の状況に応じた対応で子どもたちの歯と口の健康を守っていただきたいと思います。

　（令和６年８月）